第2回の放送で女性スタッフたちの会話のシーンで次のようなやり取りがありました…
「えんどう豆(遠藤のこと)もスーパーバイザー(班長)になっちゃうか〜」
「社員だから仕方ないですよ〜私たち契約は頑張ってもなれるもんじゃないし」
「遠藤さんが班長になっても私たちのリーダーは馬場さんですから」
「でも私肩書にはこだわってないから」
「森尾さんは?豆班長、正直気に入らないでしょ」
「私は誰が班長でも関係ないですから」
後のシーンでは森尾(桐谷美玲さん)が遠藤にこう言っています…
「遠藤さんがスーパーバイザーになれるのは社員だからです。契約社員でもふさわしい人は他にもいます」
このドラマの中では派遣ではありませんが、契約社員の女性スタッフたちの会話が、正社員との違いについての本音が詰まってるなぁ…と思いました。
■派遣社員(契約社員) → 正社員に対して不満…■
このドラマでは遠藤は徐々にスーパーバイザーとして成長してくんですが、この時点では女性スタッフには全く信用されていません。「仕事が出来なくても偉くなっていって自分たちの上に立つんだ…」という不満を持ってもおかしくありません。
派遣として働いている人の中でも派遣として働く理由は様々あると思います。そんな中で<本当は正社員として働きたいが、今はそうできないので仕方なく派遣で働いている>という人からすればよけいに正社員に対しての不満も多いかもしれません。
実際に私が派遣で仕事をしていた時、この人がこの役職に就いてるってなぜ???と思うような正社員の人もいました。終身雇用の制度が昔より崩れたとはいえ派遣や契約社員に比べれば安定した立場であることには違いないし、会社の気質によっては昔と変わらず正社員が守られているということもありますしね(^。^;)
■役職に関係なく誇りを持って仕事をする責任■
でも逆に女性スタッフからリーダーとして認められている馬場(貫地谷しほりさん)は、肩書にはこだわっていないと言っていますが、きっと立場に関係なく自分のすべき仕事に誇りを持ってやっているんだろうなぁ、と感じます。
確かに派遣社員や契約社員は肩書などでは責任ある立場にはならないかもしれませんが、業務を行う上では仕事に対する責任が無くては務まらないし信用も評価もされないですよね、やっぱり(^^;)
このドラマの中では、馬場だけでなく女性スタッフたちのカウンターに立ち、お客様と接する仕事ぶりは責任を持ったプロの仕事だと思います。
<派遣社員として仕事をする理由が自ら望んでの場合(例えばキャリアアップのため実務経験を積みたいとか、実務を経験しながら資格の取得を目指すとか、自分に合う仕事を自分のペースでしたいとか…)>だと馬場さん寄りの考え方の人が多いかもしれませんね(^^;)
実際私も派遣で仕事をしていた時は望んで派遣として働いていたので、別に肩書なんて気にもしてなかったし、年下の正社員の下で働くことも苦ではありませんでした。
さらに…
■正社員でなくても見習うべき人はいる■
「遠藤さんが班長になっても私たちのリーダーは馬場さんですから」
「遠藤さんがスーパーバイザーになれるのは社員だからです。契約社員でもふさわしい人は他にもいます」
というセリフがるように、私も派遣で仕事をしていた時、上司ではないですが同僚の女性でとても尊敬する方がいました。その方はその時役職のある立場ではありませんでしたが、過去に大手企業で事務方の管理職に就いていたこともある経歴の持ち主でした。仕事の進め方はもちろんのこと、営業職の人との接し方も上手く一緒に仕事をさせていただいて勉強になりました。
正社員ほど企業に深く入り込まず、派遣社員としての立場で職場を眺めて見ると結構冷静に物事を考えることができたりします。これって派遣のメリットのひとつとして考えてもいいのかな、と思いました(^^ )
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